ご挨拶

京都薬科大学は、1976年以来、薬学専門知識と科学的データに基づく高度な職能を実地で発揮していただくための生涯研鑽の機会を提供してきました。
さらに、2018年2月2日には、公益社団法人 薬剤師認定認証機構 (CPC:Council on Pharmacists Credentials) から認定薬剤師認証研修機関 (G24)として認証されました(注1)
「大学教育から生涯にわたる薬剤師研鑽」 すなわち、在学生や卒業生をはじめとする全ての薬剤師を対象とした生涯研修認定薬剤師制度を展開することで、日進月歩する医療に呼応する薬剤師を『京都薬科大学 研修認定薬剤師』として支援させていただいております。近年では、従来の卒後教育講座などとあわせて「フィジカルアセスメント講座<入門および実践コース>」や「漢方講座」などを開講し、求められる薬剤師の職能の変化に対応して参りました。
さらに、これからの薬剤師が“モノからヒト”を対象とする多様な機能を果たすため、将来のデジタル医療環境をも見据えた実践プログラムの充実に努めて参ります。

(注1)
認定薬剤師認証研修機関が、継続的に自己研鑽を積む薬剤師を支援するため、薬剤師職能向上をめざした各種研修プログラムを企画、実施、評価し、成果に対して単位給付し、さらに一定水準の生涯研修記録に基づいて成果の認定を行う制度を、生涯研修認定薬剤師制度といいます。
公益社団法人 薬剤師認定制度認証機構はその質的第三者評価を行い、基準に適合する優れた研修認定薬剤師制度を認証し公表しています。

赤路 健一
学長近影